現在使用中の Windows PC。 かなり古い製品で10年ほど前に製造されたもの。 元々ひ弱な小型ビジネス機なのですが、 メーカー設定にないCPUを無理矢理載せたり、 酷使続けてきたこともあってか、最近具合が悪くなってきた。 起動途中に電源が落ちる。 日を増すごとにその頻度が増え、ついには全く起動せず…。 とうとう逝ってしまいました。
症状が出始めた頃、控えの起動ディスクに換えても同じ状態だったので、いよいよハードの寿命と確信。 残念ながら廃棄処分とあきらめ、中身を覗いてみる事に。 見たところでわかる訳でもないのですが…。
各パーツを取り外し、マザーボードを眺めていると… CPU脇のコンデンサに異常を発見!
4個ある同型コンデンサ。 3個の天井が膨らみ、その内1個は足元が破裂している!! 起動しなくなったのはこの部分のせいだったようです。実はわかりやす〜い原因でした。
早速、日本橋のパーツショップへ行き、同規格のコンデンサを入手。 交換する4個のコンデンサに予備1個を加え、5個を購入。 6.3V / 2,200μF @ 100円くらい。
今回、作業に必要な道具は。 半田ごて(プリント基板用) ※20〜30Wくらい ハンダ ハンダ吸取器(あれば…) ニッパー、ドライバー、等々
道具も揃ったので、スタートです。
マザーボードを裏返し、コンデンサの突き出たリード線を切り取っておきます。
こちらが取り外したコンデンサ。
コンデンサを取り外したマザーボード。 基板の白い印のある方が+(プラス極)になります。
コンデンサは白いラインのある方、またはリード線の短い方が−(マイナス極)です。 間違えないようにリード線を差し込みます。
基板の裏側より、リード線の根元部分をハンダ付けします。 細かい作業なので慎重に…。 ここはもう慣れるしかないですね。
余ったリード線をニッパーで切り取ります。 これで、コンデンサの交換が完了です。成功を祈りましょう。
度々分解する事もないので、ついでに筐体内を綺麗に掃除しておきます。 冷却ファンまわりは特にホコリが溜まりやすく、放っておくと熱害の元になります。
マザーボードを元に戻し、他のパーツも順に取付けていきます。 たまにビスが余ったりします(笑) メモしながら外せば良いのですが、最近のデスクトップ機はさほど取付け箇所は多くはないので大丈夫かと。
結果…。 無事、起動してくれました。 当分このまま続けて頑張ってもらいましょう。 現行のOSでは動いてくれないソフトもあるので、大事に使わないといけません。 高負荷での連続使用は控えめに心がけないとダメですね。
戻る