「まるでさんかく」

 
30年ほど前に買った扇風機「まるでさんかく」
まさにネーミング通りの「まるでさんかく」なスタイルです。

子供が産まれた時、エアコンの風は体に良くなかろうと扇風機を買って来るよう相方に言われ購入した製品。しかし、持ち帰った時の反応はすこぶる宜しくなかった。
「何で普通のを買って来なかった?」…と、よほど奇抜なデザインに見えたのか、気に入ってもらえなかった。

あれから30年、今こうしてじっくり見てもさほど古さを感じないし、シンプルでなかなか良く出来た形状だと思うのですが。
真っ黒で尖った三角錐、どうも女性の好むデザインではないようですね。

 

 
長い間眠っていた機器ですが、2〜3年前から仕事場で再登場いただくことになりました。
冷房だけより扇風機の風があった方が気持ちがいいです。
エアコンの設定温度も以前より1〜2度高くしていますが暑くは感じません。
窓を開けて自然の涼しい風が入れば、本当はそれが一番いいんですけどね。

扇風機の本体先端、回転スイッチ部が透明樹脂で、その底部分がオレンジ色のランプで輝いています。今時の製品であれば、きっと青色発光ダイオードで涼感をアピールしていただろうな…、などと思います。
古い機器ですが、扇風機として必要最小限の機能は揃っているし、色・形、結構気に入っています。現在、メーカーとしてのSANYOブランドは既に存在しませんが、いい物を残してくれました、担当されたデザイナーさんに個人的に拍手です。

危険なのでもう使わないで、というメーカーの古い製品リストに載るまで頑張ってもらいましょう。


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