「オリンパスも身売り‥」

今年6月、オリンパスがデジタルカメラを中心とする映像事業を分社化して、
投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却すると発表。
そして予定通り売却を完了したようです。

オリンパスもか、‥‥寂しい。
老舗のブランドがまた一つ消えます。
コニカ、ミノルタはソニーへ、ペンタックスはリコーへと引き継がれましたが、
オリンパスは日本産業パートナーズへ‥‥。
OLYMPUSのロゴが消えて、これからの製品はどんな名前が入るのだろう。
 
 
私が初めて買ったカメラは、高校時代にアルバイトして手に入れた質流れの一眼レフ、ペンタックスS2
  露出計が内蔵されていなく、ゴツい専用露出計をペンタ部にかぶせる仕様でした。
社会人になってミノルタの一眼レフを4台。
白黒、カラーネガ、リバーサル等とフィルムを使い分けるため複数必要でした。
レンズを共用するため同一メーカーのボディーが必須。
その後もカメラ熱が冷めず、キャノンやらペンタックスの製品に手を出すことに。


そして、フィルム時代の一眼レフで一番のお気に入りが、OLYMPUS OM-1。

 

 
 
 
これ以上削る空間など一切無いと思わせる小さなボディー、ギッシリ詰め込まれた
メカの凝縮感がたまりません。
カニ味噌たっぷりの毛ガニさん‥‥ みたいな。
ん、‥‥ちょっと違うか?
そんな小さなボディーに大口径のレンズマウント、操作部のパーツは目一杯大きく、
覗くファインダーの広さに息を呑む。
美しいです。機能美というやつですか。電子制御のまだない、オールメカ時代の傑作ですね。
この後、同サイズ・スタイルのOM-2が発売されますが、
こちらは革新的な電子制御が取り入れられた自動露出カメラ。
 
 
 


 
時代も変わってカメラは銀塩からデジタルへ。
私も一眼黎明期のE-10、E-20、フォーサーズのE-300、E-620とオリンパス製品を使っていました。
その後、マイクロフォーサーズのミラーレスに移行。
ミラーレスもオリンパス製品を使いたかったのですが、残念ながら思うような製品を出してくれない。
なんでそうするかなと疑問に思う仕様ゆえ、仕方なくG1、G2、G5とパナソニック製品を使ってきました。
OLYMPUSの陰りの一因もそういうところに‥‥ と思ったりします。
現在使用中のパナソニック製品は思い入れとか愛着のようなものは感じられませんが、
一応求める条件を、ほぼ満たしてくれるカメラということで。
家電メーカー製カメラ あるある‥‥、かな?

 
 


「マッチョ君、それグリコのオマケだけどネ」
 

 

 

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